迷っている方へ「失敗しても大丈夫です」

住民投票の期日前投票が始まっています。
市民の関心の高さは、期日前投票における投票数が前回より増加していることからも伺えます。一人でも多くの有権者の皆様に投票していただきたいと願っています。

おおさか未来ラボ は2018年5月からおよそ2年5カ月の間、「大阪都構想」の制度について市民の皆様にご理解が深まるように様々な方法で情報発信をしてまいりました。
しかしここ数週間における反対派陣営から出される誤った制度理解による様々なチラシや伝聞(デマを含む)によって「なんだか不安なことが多いから、とりあえず反対しておこう」という方向に意識が強く働き、住民の思考が「制度を理解しよう」と深く調べなくなってしまっているのではないか(いわゆる思考停止)と感じて、無力感を感じています。
新しいことを選択するために必要なのは「正しい制度理解」ですが、その判断する瞬間に「信頼感」や「安心感」といったものが崩れると選択の手が止まるのは人間の性でしょう。

その不安の一つ「失敗したらどうしよう」について、「失敗しても大丈夫ですよ」と最後にお伝えしたいと思います。

過去の東京都政を振り返ると、大阪以上にバブル期の大型投資による負債がありました。しかし都知事が交代することでスピーディに政策がストップする判断がなされたり、また効果がなければ別の都知事に交代させることで、どんどん状況が変化していきました。同じ年数を経た大阪に比べて東京の進化はめまぐるしいことが確認できます。
何が言いたいかというと、都区制度というものは経済成長への政策実行のスピーディーさより、失敗したときのリカバリーのスピーディーさでこそ優位性が発揮されるということなのです。
東京都の発展は、まさにこのリカバリー力あってこそだと断言できるでしょう。

今も多くの大阪市の有権者の皆様が賛否に迷われていることだと思いますが、どうかこの「失敗しても大丈夫」ひいては「失敗したときこそが都構想にしてよかったと思える」ことをご理解いただいて、安心して賛成に投じていただければと願っています。

おおさか未来ラボでは制度についてはしっかりとお伝えしている立場ですので、できるだけたくさんの方々に制度理解がひろがることを願っています。
最後まで拡散をよろしくお願いいたします。

(文責 平山)